アイスランド最北の村を基地にしての海底地震観測(2000年7月)

2000年5-6月の海底地震観測から。

アイスランド北端の寒村、シグルフィヨルドゥールで準備中の北海道大学の海底地震計。今回の海底地震観測は、ノルウェーの観測船『ホーコンモスビー』と、アイスランド沿岸警備隊の巡視船『アイエル』(=写真)の二隻を使った大がかりな屈折法地震探査だった。実験を行ったのは3つの海域だった(ノルウェー沖のヴォーリング海盆、ヤンマイアン海嶺、それにコルベインセイ海嶺)。

二つの船を使ったのは最後のコルベインセイ海嶺での実験で、海嶺に平行な測線のほか、海嶺に直交する測線二つを取った。直交する測線の長い方は、アイスランド北西方のコルベインセイ海嶺から東へ、アイスランドの東端を越えてノルウェー海に及ぶ長大なものだった。

これはベルゲン大学(ノルウェー)、アイスランド大学、アイスランド気象庁、カーネギー研究所(米国)、ウッズホール海洋研究所(米国)との共同研究を組織したものである。

シグルフィヨルドゥールはかってニシンで栄えた村だが、ニシンが去るとともに寂れて、現在の人口は最盛時の1/3、1200しかいない。また、後方の山からの雪崩に毎年春先悩まされてきた(雪崩が水産加工場を海へ押し流して19人の犠牲者を生んだだけでなくて、津波を生み、対岸にも被害を及ぼしたことさえある)が、雪崩が集落を避けるような巨大な溝を掘る土木工事が最近行われて、ようやく人々は安心して冬を過ごせるようになった。

アイスランドでの海底地震観測の解説はこちらへ(Inter Ridge という国際研究計画の日本支部が出したInter Ridge Japan のニュースレター、第6号(1997年3月)に載せたもの。305KBあるpdfファイルです。またミラーサーバーによってはpdfファイルが読めないものもあります。)

これらの海底地震観測全般の結果の概要
はこちらへ(1.75MBあるpdfファイルです。大きいのでご注意ください。またミラーサーバーによってはpdfファイルが読めないものもあります。いまはなくなってしまった朝日新聞社の科学雑誌『サイアス』の最終号2000年12月号に書いたものです。)

別のミラーサーバーに入るのは、お手数ですが、島村英紀のホームページの目次頁のトップに戻って、そこから入り直してください。

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