第20回読書感想画中央コンクール表彰式
島村英紀著『地球環境のしくみ』(さ・え・ら書房)の感想画が二点、全国優良賞に
2009年2月27日。如水会館(東京・千代田区神田)で

 

この「第20回読書感想画中央コンクール」には、全国で55万5385点の応募があり、7354校が参加しました。

2009年2月27日(金曜)、東京・神田の如水会館で全国の表彰式がありました。このほか、静岡大阪京都愛媛埼玉、山形など37の都府県でもそれぞれの県での入選作が決まって、表彰式がありました。

 【毎日新聞。2009年2月27日から】

読書感想画コンクール:表彰式に400人出席

 読書の感動を絵に表現する「第20回読書感想画中央コンクール」全国学校図書館協議会、毎日新聞社など主催)の表彰式が27日、東京都千代田区の如水会館で開かれた。

 受賞者や学校関係者ら約400人が出席。応募総数55万5385点の中から選ばれた最優秀の織田健太郎さん=広島県三原市立本郷小1年▽合田泰智さん=愛媛県四国中央市立三島東中2年▽松島沙斗さん=群馬県立西邑楽高1年ら上位入賞者28人が賞状や記念の盾を受け取った。

 中学校の部最優秀賞の合田さん(14)の父泰之さん(43)は三島東中の美術教諭。「『うまくいくのかな』と制作途中で心配したが、見事な作品になった。うれしい限りです」と喜んだ。合田さんは「これからも素晴らしい作品を見て、表現方法を学びたい」と語った。小学校高学年の部で最優秀賞を受けた盛岡市立仙北小4年の小原陽平さん(10)は「みんなすごい上手。自分も頑張りたい」と刺激を受けた様子だった。【前谷宏】

(上の写真は島村英紀撮影。下の2枚は表彰式のパーティで。初対面でおたがいに緊張している作者と本の著者。さえら書房の浦城寿一氏が撮影.。下左は大阪の加藤玲奈さん、下右は浜松の加藤優さんと、付添の加藤さんの高校の先生)


【毎日新聞。2009年2月27日から。大阪版】

読書感想画中央コンクール:優良賞に2人 /大阪

 第20回読書感想画中央コンクール(全国学校図書館協議会・毎日新聞社など主催、府・大阪市教委など後援)で、府内からは、東大阪市立石切中学校3年の加藤玲奈さんと府立港南造形高校3年、出川真有さん−−がそれぞれ優良賞に輝いた。作品への思いや喜びの声を聞いた。(作品は11〜13面の特集面に掲載)

 ◇資料を手に構想練った−−東大阪・石切中3年、加藤玲奈さん

 「地球環境のしくみ」(島村英紀著、さ・え・ら書房)を読み、書き上げた絵のタイトルは「叫び」。傷つき涙を流す象と壊れるガラスと砂漠を描いた。「象はすべての生き物の象徴。自然環境が悪くなり、不健康になっている様子を表しました」。環境破壊によって壊れていく地球をイメージした作品を仕上げた。

 普段は趣味で絵筆を握るという。今回の作品は夏休み期間中に約1カ月かけて仕上げた。地球がどれだけ傷ついているのかを確かめるため、他にも環境保護に関する本を手に取り、構想を練った。

 中学卒業後は美術系の高校に進学を予定。「本当にうれしいです。これからも絵を描き続けていきたい」と満面の笑みを見せた。【曽根田和久】
 ◇ハマって3日間で完成−−港南造形高3年・出川真有さん

 「受賞の実感はなかったけど『友達に良かったね』と言われ、『やったやん自分』と思った」。喜びをこう表現した。

 「クリスマス・キャロル」(チャールズ・ディケンズ著、集英社)を読み、意地悪でがめつい老人が頑(かたく)なな心を解きほぐしていく情景を描いた。「物語にサンタは登場しないが主人公がサンタだと思った。呪縛を解いた明るいクリスマスを描きたかった」と話す。

 制作期間は3日足らず。「食事と睡眠の時以外は描いていた。集中というよりハマって早く完成させたいと思った」と振り返る。美術系高校を3月に卒業し、春からは芸術大学でデザインを学ぶ。

 夢は「マルチに活躍できるアーティスト」だ。【稲垣淳】


【毎日新聞。2009年2月27日から。静岡版】

読書感想画中央コンクール:県立浜松江之島高2年・加藤優さんに優良賞 /静岡

 ◇「地球環境のしくみ」読みイメージ描く−−地球上に歴史の「箱」

 読書で得た印象を絵に表現する「第20回読書感想画中央コンクール」(全国学校図書館協議会、毎日新聞社など主催)の中央審査があり、県立浜松江之島高校2年の加藤優さん(17)が優良賞(指定図書)を受賞した。加藤さんの優良賞受賞は2年連続。

 加藤さんが今回選んだ本は「地球環境のしくみ」(島村英紀著)。古代の地球環境の歴史から人間が起こしている環境問題につながる流れを読むと、地球上に歴史の「箱」が積み重なるイメージが浮かんだ。加藤さんは「人は何の歴史を重ねるのか」と問いかけようと、手が箱を積もうとする絵にまとめた。

 昨年の受賞作と違って色を2層にするなどの工夫を凝らし、「昨年より表現方法が発展した」と自負する。同じ芸術科のクラスメートや家族からも祝福を受けた加藤さんは「自分の作品が2年連続で認めてもらえて感動した。来年も出したい」と意欲を新たにしている。【竹地広憲】

毎日新聞の元記事(全国版大阪版静岡版)は、こちらに。

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