『地震と火山の島国--極北アイスランドで考えたこと』
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出版後に気が付いた訂正・その他


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この本の138頁:アイスランドとイギリスとの「タラ戦争」のくだりです。

「大国(=イギリス)の横暴をこれ以上許しておけば、魚がほとんどとれなくなり、この国のひとびとが食べるものも買えなくなってしまう。

  武器こそ使わなかったが、この国の沿岸警備隊は、漁業国にしかない技術を生かして道具を作った。

  長いロープの先に特殊なナイフをつけた道具を作って巡視船で引っ張り、アイスランドが主張する経済水域に入ってきて操業していたイギリス漁船の網を水中で切りさいたのである。

  「じっさいこの道具はうまくできていて、イギリス側にかなりの被害を与えることができたのだよ」と私が乗った巡視船の乗組員は自慢げに話してくれた。」

 これが、その「秘密兵器」の錨(いかり)です。アイスランド海上保安庁のパンフレットに、誇らしげに載っていました。草を刈る鎌(かま)のような形をしているところ(根元のV字型)がナイフになっています。


拙著『地震と火山の島国--極北アイスランドで考えたこと』初版を出版した後で、以下の間違いを読者の方から指摘していただきました。著者として申し訳ありません。なお、ご意見が分かれてしまった2.を除いて、第2版(2003年9月発行)では直っています(なお、さらに間違いがありましたら、ご指摘いただければ幸いです)。

ミスプリント(間違い)

1: 48頁
【誤】 昭和基地の緯度は南緯六八度だ。
【正】 昭和基地の緯度は南緯六九度だ。
(先年、昭和基地で越冬隊長を務めた渋谷和雄さん(国立極地研究所教授)から指摘していただきました。ありがとうございました。一番先に気になったことだそうです。)

2: 89-90頁
「ブルーベリー」というのは曖昧な言い方なので、日本の植物で言えば「コケモモ」や「ツルコケモモ」といったほうが、より正確にその植物を表せるそうです。

(ラクスネスの『極北の秘教』を訳された渡辺洋美さんから指摘していただきました。ありがとうございました。)
(しかし、その後在日アイスランド大使館の人にお聞きしたら、ブルーベリーでいいのではないか、日本人が知っているブルーベリーと同じものだ、ということでした)

3: 104頁8行目
【誤】 「引き出物」として
【正】 (削除する): 「皇太子と結婚したときにイギリスへ献上されてしまった」にする。
(ラクスネスの『極北の秘教』を訳された渡辺洋美さんから指摘していただきました。ありがとうございました。)

4 : 147頁
【誤】 ラクスネス(アイスランドのノ−ベル賞作家)の作品には英語訳もあって広く読まれているが、まだ日本語には訳されていない。
【正】 ラクスネスの作品には英語訳もあって広く読まれていて、日本語にも何冊か訳されている。

【説明】 松井好次さん(東北大学附属図書館・情報サービス課)から下記の翻訳があることを教えていただきました。ありがとうございました。

・独立の民 / H.ラックスネス著 ; 山室静、林穣二、山口琢磨訳。大日本雄弁会講談社、1957。

・極北の秘教 / ハルドール・ラクスネス著 ; 渡辺洋美訳。工作舎、1979.3。

・ハルドール・キリヤン・ラックスネス、 アルベール・カミュ、イヴォ・アンドリッチ / 山室静〔ほか〕訳。主婦の友社、1972  (ノーベル賞文学全集 ; 13)。

【その後】私が調べた限りでは、この3冊とも、残念ながら絶版になっていました。各地の図書館が所蔵している可能性がありますので、お読みになりたい方は探してください。


5
: 147頁
【誤】 旅行者が病院に行っても無料で直してくれる。私は「どこか悪いところがあったら直して行きませんか」といわれたほどである。
【正】 (削除する)
(在日アイスランド大使館の人にお聞きしたら、外国人は除外されるので、旅行保険に入ってから行くことを勧めるということでした。不正確な記述で申し訳ありませんでした。)

6: 195頁あとがき
「ポール・ステファンソン」よりは「パウル・ステファンソン」の方が正確な言い方です。
(ラクスネスの『極北の秘教』を訳された渡辺洋美さんから指摘していただきました。ありがとうございました。)


アイスランド語の発音

 アイスランド語の発音は私たち日本人に限らず、私が知っている限り、多くの外国人にとって、とても難しい。私には聞き分けられない、しかし厳然として違う音が多いからである。菅原邦城さん(大阪外国語大学スウェーデン語研究室)から、カタカナでなるべく正確に書いた表現をお教えいただきました。ありがとうございました。

  しかし、この最も正確に書かれたカタカナを読み上げても、(イタリア語などと違って)アイスランド人に通じないのも、また確かなことなのです。

17頁 写真:Gullfoss グットルフォス(またはグットルフォッス)
56頁 : Grimsey グリームセイ
83頁 写真:Siglufjordur: シグルフョルズル(この「ズ」は英語that, this に近い)(またはシーグルフョルズル)(このdはアルファベットのdとは違うアイスランド独特の字です)
102頁 : Thingvellir: シングヴェットリル(またはシンクヴェットリル)(このthはアルファベットのthとは違うアイスランド独特の字です)

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