著書『北海道の地震』に掲載した写真のカラー版(島村英紀撮影


75頁「ウィーヘルト地震計。サハリン・ユジノサハリンスクの地震観測所で旧日本時代からの巨大な地震計がまだ動いていた。長い固有周期の地震計にするために、80kgもある錘が、電車のバネよりも大きなコイルバネで吊られている」



118頁「エアガン。圧搾空気を使って水中でミニ人工地震を起こす道具である。ノルウェー、ソグネフィヨルドでの海底地震観測(1987年)」こんなにフィヨルドの壁に近くても水深は1000メートル近い。魚や海獣を殺すことはない。



120頁「海底地震計の設置作業。日独共同海底地震観測のときにドイツの観測船『ゾンネ』上で。ドイツ人は私たちの海底地震計を珍しがった」


198頁「浦河沖地震の余震観測。浦河漁業協同組合の谷崎盛宏さんの漁船を無料で提供していただいたので、海底地震観測を行って震源でなにが起きていたかを研究することができた」


(この写真は本には載せていません)

198頁「浦河沖地震の余震観測。浦河漁業協同組合の谷崎盛宏さんの漁船を無料で提供していただいたので、海底地震観測を行って震源でなにが起きていたかを研究することができた」。じつは谷崎さんは、この地震直後に高級魚のメヌケが大漁になったので、忙しかった。メヌケは底魚で、本震や余震の震動でびっくりして網にかかったのであろう。

「魚と地震予知」は島村英紀『地震は妖怪 騙された学者たち』のひとつの節になっている。

 

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