『地球がわかる50話』についての読者からの(よくある)質問と、著者の答え

 こんにちは、初めまして。ただ今御著書の『地球がわかる50話』を拝読させて頂いておりますxxと申します。

この御著書の中でちょっと気になったところがありまして、メールを送らせて頂いております。それは27頁で、「じつは月は自転がどんどん遅くなっていってついに止まってしまった」という部分です。

たいていの本には、月の場合公転周期と自転周期が一致していると記載されていると思うのです。不勉強にして「月の自転が止まっている」という説明を目にしたことがありません。

この「月の自転が止まっている」という説明は一般的であるのか、また公転周期と自転周期が一致しているという説明方式には何か不備があるので、敢えてこのような説明がされているのか、疑問に思いました。

もしお時間がございましたら参考のリンクのみでも結構ですので、教えて頂ければ幸いです。
突然のメールおよびお願いで失礼いたしました。

本を読んでくださって、ありがとうございました。

「月の場合公転周期と自転周期が一致している」というのは間違いではありません。その通りです。

しかし、科学的(天文学的)には、そのようなものでも、一般の方には、なにか、非常に特別な一致が起きているような”間違った”印象を与えるのはよくない、と私は信じていますので、私は、このようないい方をしているのです。

これは、「非常に特別な一致」ではなくて、もともと自転していた月が、自転のエネルギーがどんどんなくなっていって、最後に止まってしまった結果として起きている現象なのです。つまり「非常に特別な一致」ではなくて、最後に起きるべき、自然の現象なのです。

地球の自転も、将来は止まります。

このどちらのいい方にせよ、月が、いつも同じ面を地球に向けている、ということは同じです。

この説明でおわかりでしょうか。

 さっそくのお返事を誠にありがとうございました。

メールの内容は自分なりの範囲では理解できたような気がします。「なるほど、惑星と衛星ではそうなるか」と膝を打ったものの、考えたら「公転」しているのは(一応)惑星と衛星だけですものね、それは当たり前のことですね、きっと。

地球の自転停止も公転と自転の一致という現象を迎えることになるんだと思いますが、そうなると地球は太陽に一面のみを向けることになりますね…。そうなると一方のみの温度上昇による星としての崩壊があるのかなとか、あるいはその前に自転停止による影響から崩壊してしまうのかなんてことも悩み始めました(笑)。

このあたりは厚かましくも「またお返事ください」と申し上げているのではなく、島村様のおかげで思考停止していたいろいろな現象に興味が湧いてきましたという御礼のつもりです。

この度は誠にありがとうございました。感謝感激しております。


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