『地球環境のしくみ』(さ・え・ら書房)

2008年4月発行。さ・え・ら書房
表紙カバーやイラストは奈和浩子さん
四六版ハードカバー。本文142頁。ISBN978-4-378-03911-4。1500円
(最新の版は、2010年4月に発行した第3版になっています)

(クリックすると拡大します)
出版後に気がついた訂正(ミスプリント)
この本についての書評と、寄せられた読者の声
この本の中のモノクロ写真をカラーで見てみれば。
表紙カバーの第一次原案第二次原案と(中略)第六次原案第七次原案などを経て表紙ができました。
著者によるこの本の紹介文(極地にまでおよぶ地球環境の汚染 『こどもの本』日本児童図書出版協会)「私の新刊」 2008年9月号)

海底から昔の地球環境を読みとるSLBC(学校図書館ブッククラブ)会報』 「著者からのメッセージ」 2009年冬号


2008年7月、全国学校図書館協議会の選定図書になりました。
全国学校図書館協議会発行の「学校図書館速報版」 2008年8月1日号での紹介です。
2009年3月:厚生労働省「児童福祉文化財(出版物、舞台芸術、映像・メディア等)の特別推薦」に選ばれました(第24回社会保障審議会福祉文化分科会)。
2009年4月:全国学校図書館協議会(SLA)の基本図書(学校図書館に蔵書することが望ましいという本を選んだもの)に選ばれました(小学校高学年、中学校の両方)
2008年9月:「第20回読書感想画中央コンクール」(またはこちらの指定図書(中学・高校の部)に選ばれました。(指定図書の一覧は)
2009年・中学入試 人気作家(論説・説明文編):跡見学園中学の入試(論説・説明文)に使われました。
その跡見学園中学の国語入試(2009年度第一回)。(pdfファイルです。読めない場合、pdfファイルを扱えるミラーサーバーから入り直してくださいますか)
中学入試にどんな本が使われたかのリストがあります。小学生たちは、結構難しいものを読まされているのですね。
2009年2月:「第20回読書感想画中央コンクール」入選作がきまりました。(55万5385点の応募があり、7354校が参加しました。2009年2月27日(金曜)、東京・神田の如水会館で全国の表彰式がありました大阪版は静岡県版は。このほか、静岡大阪京都愛媛山形埼玉などでもそれぞれの県での入選作が決まって、表彰式がありました。)
毎日新聞の元記事(全国版大阪版静岡版)は、こちらに。
この本の感想画の入選作(優秀賞)は 加藤玲奈(中学校の部。大阪府東大阪市立石切中学校3年)さん加藤優(高等学校の部。静岡県立浜松江之島高等学校2年)さんです。
>2009年5月3日から5日まで、東京・上野公園の噴水の手前の広場で、この本を含め、児童図書の版元40社ほどが本を販売しました。2000年にはじめて行われたときは、1回限りと思っていたものですが、毎年恒例になったようです。
2009年10月:愛知県庁の愛知県青少年育成県民会議で「読書感想文」の図書に選ばれました。
科学読み物を紹介するホームページに紹介されました
福井県の推薦図書に選ばれました。
中学校の高校入試対策に選ばれていました。
中学校の課題文にも選ばれていました。
以下の公開模試(国語)にこの本からの文章が使われました:秀英予備校(Sapixの「12月度マンスリー昇降テスト、5年国語」)。教育開発出版。河合塾。新学社。育伸社。創育。
以下の問題集(国語)にこの本からの文章が使われました:学書。みくに出版。増進堂。学研エデュケーショナル。英俊社。どりむ社。声の教育社。秀英予備校。教英出版。ジーニアスエデュケーション。ユーデック。



この本の目次

はじめに
■第1章:地球を暖めてくれる二酸化炭素

●第1節:地球の温度はどのように決まった?
●第2節:地球の歴史
●第3節:空気を作ってくれたのは地球
●第4節:地球の兄弟、金星の運命
●第5節:地球の兄弟、火星の運命
■第2章:いま話題になっている地球温暖化とは
●第1節:太平洋の島国が消える?
●第2節:二酸化炭素は地球のかけぶとん
●第3節:ヒートアイランド現象
●第4節:昔の地球の温度を調べる
●第5節:これからの100年で6℃、気温が上がる?
●第6節:温暖化が進むと・・
●第7節:生物や人間への影響

■第3章:二酸化炭素が増えつづけている
●第1節:消えていく森
●第2節:あなたの家から、どれだけの二酸化炭素を出している?
●第3節:「便利で快適な」生活か「ぜいたくで無駄な」生活か
●第4節:足なみがそろわない京都議定書
●第5節:二酸化炭素を減らしている国もある
●第6節:京都議定書の次は
●第7節:その他の温室効果ガス
●第8節:大気汚染
■第4章:オゾンホールは人類が作った

●第1節:オゾンが地球にできたとき
●第2節:オゾンホールの発見
●第3節:オゾンホールを作ったのは人類だった
●第4節:代替フロンにも問題が
■第5章:地球にある水はかぎられている
●第1節:20世紀最大の環境破壊、アラル海の悲劇
●第2節:地下水を使った灌漑農業
●第3節:地球の水のうち、真水(まみず)はわずか3%
●第4節:氷河は最後に残された水資源
●第5節:南米にアンデス山脈ができてから
●第6節:南米の氷河が小さくなっている
■第6章:地球との共生

●第1節:ほかの生物もまきぞえにしてしまう事件
●第2節:世界の人口は爆発的に増えている
●第3節:工業活動が公害を引きおこした
●第4節:森が砂漠になってしまった
●第5節:人類の食糧がたりなくなる?
●第6節:バイオ燃料はまた別の問題を起こす

●第7節:私たちが考えるべきこと
●第8節:地球をこわさない生き方
おわりに


この本の前書き(原稿)

 毎日のように、新聞やテレビで、地球環境問題が報道されています。みなさんも、よく目にするでしょう。いままでの人類の歴史の中でも、これほど地球の環境が問題になったことはありませんでした。また、2007年のノーベル平和賞は、地球環境が悪くなるのを警告している国際的な団体や個人が受賞しました。

 地球環境問題といっても、いろいろな問題があります。

 地球温暖化の問題。海や川や飲み水が汚れている問題。空気が汚れて病気が増えている問題。そして、私たちが使っている水が足りなくなってしまう問題。世界の人々が食べる食料が足りなくなってしまう問題。台風や竜巻が増えている問題。こんなにたくさんの問題があります。しかも、これらの問題は、おたがいに関連しあっているのです。

 これらのどの問題も、私たち地球に住む人類ひとりひとりが、考えて、立ち向かっていかなければならない問題です。

 でも、新聞やテレビにあふれている情報だけを見ていても、なぜ、こんな問題が起きたのか、そもそも問題の根元はどこにあるのか、どう考えればいいのか、といった肝心なことはなかなか分かりません。

 それは地球ができてから、今日までの地球の歴史について考えていないためなのです。

 ひとつの例をあげましょう。地球が、みなさんが住める温度になっているのは、じつは、太陽の光が地球に与えていてくれる暖かさのおかげです。

 しかし、もし、地球に二酸化炭素(にさんかたんそ)や水蒸気がなければ、せっかくの太陽から来た熱のほとんどは地球の外に逃げてしまうのです。そうすれば、地球の温度はどこでも零下10℃よりも、もっと寒くなってしまいます。これでは、とても私たちが住める温度ではありません。地球温暖化で悪者にされている二酸化炭素は、けっして、いつも悪者、というわけではないのです。

 地球の温度は、こうして、太陽からの熱と、地球がいま持っている二酸化炭素などのガス(気体)との、とても微妙なバランスできまっているものなのです。

 また、みなさんは、地球上にある水も、空気も、はるか昔に、地球が一度だけ作ってくれたものだということを知っていますか。その後、地球は一度も水を作ってくれません。

 いまある水を、どう使うか、どう生かしていくか、を考えていくときに、このように、地球全体のなりたちを知ってから考えることが大事なのです。

 でもこの本では、もっと根本的な、地球全体のことを考えながら、いまの環境の問題を考えていこうと思います。


この本の後書き(原稿)

 「地球は病んでいる」といわれます。たしかに、地球は温暖化や空気や水の汚染など、いろいろな病気になっているように見えます。

 地球を病気にしてしまったのは私たち人類です。でも、人類は地球を病気にしてやろう、と思って、したのではありません。人類は、もっと便利な、もっと快適な生活を求めて地球にあった資源を使い、人間の役に立てているうちに、地球が病気になってしまったのです。

 しかも、地球の病気は、いまでも進んでいるのです。進んでいることを知っていても、病気をくい止めるための世界各国の政府の足並みはそろわず、なかでも日本は米国とともに、他の国の足を引っぱっているのです。

 ところで、北アメリカ大陸の先住民には「地球は親からゆずりうけたものではなく、子どもたちから借りているもの」といういいかたがあるそうです。たしかに、この本に書いたように、将来の人類が使えるはずの地下水を私たちが使ってしまったり、将来何十万年にもわたってやっかいをおよぼす放射性廃棄物を捨てたり、ということは、「いまの病気」だけではなくて、将来の病気を生むかもしれないのです。


 この本は、これら地球のいろいろな病気について、みなさんに知ってもらうために書きました。そして、みなさんの一人一人が、地球の病気について、どう考えればいいのか、そして、どう立ち向かっていけばいいのかについて考えるために、この本が役立てば、著者としてはうれしく思います。


この本のミスプリント(訂正)
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